小さい子どもは、成長と共に乗れるアトラクションが増えるものだけど、うちの娘の場合はその逆でした。

娘は5歳。広汎性発達障害という障害があります。
二泊三日のディズニーリゾート旅行で、乗れたアトラクションは3つだけ。
3つというのは、ランド&シー両パークの合計です。

娘が0歳・1歳の時を除けば、毎年ディズニーランドまたはディズニーシーに来園しているんですが、2歳・3歳・4歳・5歳と成長する度に乗れるアトラクションが次々と減って行きました。

過去に乗れたのに、今は乗れないアトラクション

ディズニーランド

・プーさんのハニーハント

hunnyhuntこのアトラクションは、どこも恐怖を感じる要素がないファンタジーなアトラクションです。
でも、娘にとって恐怖を感じる箇所が1箇所だけありました。それはです。

アトラクションに乗っているときに空気の音「ブシュッーーーッ!」という音に恐怖を感じてしまいました。これは、乗ってみないとわからないことなので仕方ありませんが、それ以来プーさんのハニーハントには乗ってません。

 

・ジャングルクルーズ

Junglecruise

ジャングル内を船に乗って、船長さんのおもしろいトークを聞きながら探検するアトラクションです。

ジャングル内に生息するゾウカバ(本物ではない)がとても怖かったようで、少し離れた船の上からでも、相当恐怖を感じていました。このアトラクションもそれ以来乗っていません。

 

・フィルハーマジック

philharmagic

シアターのような場内で、映像や音を楽しむアトラクションです。このアトラクションは、音に恐怖を感じてしまいました。

音が大きいとかの問題ではなく音の質が問題で、特に重低音が苦手なことからこのアトラクションも1度入ったきりとなってしまいました。

 

・カントリーベアーシアター

countrybear大きなクマがトークと歌を繰り広げるにぎやかなアトラクションです。

大きなクマは怖がる様子はなかったんですが、シアター内右側の壁に、”はくせい”のように飾られているマックス、バフ、メルビンと言う名前のシカやバッファローのが怖かったようです。
パニックになるほどではありませんでしたが、耳を塞いでいました。

 

・ウエスタンリバー鉄道

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パーク内を走る蒸気機関車です。
ガタゴトとという音も苦手でしたが、これが乗れなくなった原因ではなく、蒸気機関車なのに、なぜか恐竜の住む太古の世界へとタイムスリップし、暗くなった場所に恐竜が出てくるという娘にとって最悪の見せ場があったことが原因です。

 

 

ディズニーシー

・アクアトピア
小型のイスに座るタイプのボートに乗って、くるくる小回りするアトラクションです。

・ジャスミンのフライングカーペット
魔法のじゅうたんに乗るアトラクション。ランドでいう空飛ぶダンボのような感じです。

・トランジットスチーマーライン
ディズニーシー内の海をめぐる中型の船です。

・キャラバンカルーセル
アラビアの砂漠をイメージしたランプの魔人ジーニーがいる、メリーゴーランドです。

これらのアトラクションは、今でも乗ることは可能だと思いますが、アトラクションに乗る乗らないの前に、プロメウス火山の噴火音が怖いことや、プロメウス火山の向こう側にたどり着く途中にある石像類が怖いため、アトラクションのあるプロメテウス火山の向こう側へ行くこと自体ができません。

sea-batsu

なぜ、恐怖を感じてしまうのか?

これは、娘の障害が深く関係しています。

最初に断っておきますが、広汎性発達障害だからと言っても、同じ障害を持つすべての子どもが、娘と同じようにいろんな恐怖によって、アトラクションに乗れないわけではありません。

自閉症や広汎性発達障害のお子様で、多くのアトラクションを楽しむ子はたくさんいます。

私は発達障害の専門医ではないので、医学的なことは言えませんが娘の場合、感覚の過敏性(特に音)やフラッシュバックなど、「恐怖」の感じ方が敏感になってきたことが大きく影響しています。

ディズニーランドやシー以外の日常でも、過剰に恐怖を感じてしまうことがありますので、決してディズニーランドやシーが特別に怖い場所というわけではありません。

例えば、過去にこんな経験がありました。

娘の大好きなプリキュアのショーが遊園地で行われていたので、見せてあげようとステージがよく見える場所からショーを見ていたときのことです。

ショーが始まってすぐに出てきた悪役の怪獣を、ものすごく怖がってパニック状態になったことがありました。自分が襲われるという感覚になってしまったのだと思います。それからというもの、ショーが行われるようなステージを見るだけで「嫌!嫌!」となってしまいます。

これにより、ディズニーランドやシーで行われるステージでのショーも嫌がるようになってしまいました。
「ステージのような場所=怪獣が出てくるかもしれない」といった記憶を焼き付けてしまったんだと思います。

他の例で言えば、トイレです。

もともと、水洗トイレの水の流れる「ジュボッーーッ!」という音が苦手だった娘は、自宅のトイレに3歳になっても入ることができませんでした。

最も安心できる自宅でさえ、あの音が恐怖で入ることができなかったのに、本人の頑張りと療育を行っている園の先生のおかげで、なんとか自宅1ヶ所のトイレと園のトイレ1ヶ所ではできるようになりました。でも、その先に問題がありました。

この調子で、じぃじ・ばぁばの家でもトイレができるようになればと、挑戦したときのことです。
便座に座ることはできたんですが、そのトイレは便座に座ると自動的に「ゴロゴローッ!」と水が流れるトイレだったために、その音が恐怖となってしまい、今でも自宅と園のトイレ以外は入れなくなっています。

その他でも、まさかこんなところに恐怖を感じるとは?といったこともあります。

家電量販店で売られているTVに写った映像を見て、突然耳をふさいで大騒ぎしたことがありました。TVの映像を見ると、マンモスに追いかけられている男が写ったアニメでした。(-_-;)

スーパーマケットのポスターでも、突然耳ふさぎをして怖がっていたので何かと思ったら、そのポスターは夏の花火大会のお知らせでした。花火の写真から、「ドッカァーン!」という音がでると思ったのでしょうか?(-_-;)

親でも、娘が恐怖を感じるものに気付いてあげられないことが結構あります。
せめて、ディズニーランド&シーのアトラクションで、娘が怖がりそうなことを事前にわかってあげればと思っていたんですが・・・

恐怖を感じるアトラクションを事前に知る方法が2つありました。

アトラクションの特殊効果を知ることによって、最初から乗れないだろうと予測できるアトラクションがいくつかありました。

特殊効果を知る方法は以下の2つです。

1.東京ディズニーリゾート公式サイト

ディズニーランドのアトラクション特殊効果
ディズニーシーのアトラクション特殊効果

2.インフォメーションブック

インフォメーションブックのアトラクションのご案内

特殊効果は、以下の内容がわかるようになっています。

  • 暗くなります
  • 一部音量の大きな場面があります
  • フラッシュを使用している場面があります
  • 火や煙を使用している場面があります
  • 水を使用している場面があります

この特殊効果内容と合わせ、公式サイトのアトラクション紹介ページにある動画を見ることで、どんなアトラクションなのかの概要がわかります。また、実際に子どもと一緒に動画を見ることで反応を見ることもできます。

東京ディズニーランド&シー公式サイト内 アトラクション動画

ディズニーランドのアトラクション動画
ディズニーシーのアトラクション動画

それでも行きます!ディズニーリゾート

娘にとってのディズニーリゾートは、確かに恐怖を感じてしまうことが多いのは事実です。でも、それ以上に楽しさを感じている娘は、また来年行くと言って目をキラキラさせます。

やっぱり、子どもの笑顔が見られるのは、親にとっても嬉しいですからね。
私達にとってのディズニーリゾートは、単に楽しむことだけでなく娘が社会でやっていける力を付けていくための訓練にもなっています。

その訓練の一つに、順番待ちがあります。
ゲストアシスタンスカードという順番待ちが困難な方のためのカードがあるんですが、私達もこのカードは利用しています。

ただ、待ち時間が30分以上でない場合は、順番待ちの列に並ぶようにしています。

「順番を待つことができれば、パパやママに誉められて楽しいアトラクションに乗ることができる。」「苦手な順番待ちができた!」という自信を持つことができ、褒められることによって、「自分もやればできる!」と自己肯定感を育むことにも繋がりますので、よい訓練にもなっています。

将来的には、このゲストアシスタンスカードを利用しなくてもいい日が来ればいいな~。

ゲストアシスタンスカードを利用して、順番待ちの列に並ばずにアトラクションに乗れることは、障害を抱える子を持つ親にとってとても嬉しいことなのですが、苦手な順番待ちを娘ができるようになれば、それに越したことはありません。

ディズニーリゾートと共に娘の成長を感じるのも、これまたいいですね~(^。^)