フロリダ州にあるWDW(ウォルト・ディズニー・ワールド)で、”裏ツアー”という障害者のための制度を悪用したツアーが問題となっていますが、ディズニーリゾートのゲストアシスタンスカードの悪用や不正利用はあるのでしょうか?

WDWで、障害者のための制度が”裏ツアー”として悪用される。

mgmWDWでは、車椅子や電動スクーターが必要な障害者がいる団体だと、障害者1人につき6人までなら行列に並ばなくてよい優先ルートでパークを回れるという制度があるそうですが、ある旅行会社がこの制度を悪用し”裏ツアー”として電動スクーターを使っているこの旅行会社の関係者の女性をツアーガイドとし、通常の待ち列に並ばずにアトラクションが利用できることを売りにセレブ達に向けた高額サービスを行なっていた問題があったようです。

東京ディズニーリゾートではどうなのか?

tokyo-disney日本と比較してバリアフリーが進んでいると言われるアメリカでも、こういう問題が起こってしまうのだから、東京ディズニーリゾートであっても、ゲストアシスタンスカードという障害者や歩行困難者など順番待ちが困難な方への制度において、何らかの不正が行われている可能性も考えられるでしょう。

 

それは、「ゲストアシスタンスカード」というキーワードでネット検索してみればわかります。
ヒットしたいくつかのブログ記事で、裏ワザ的にゲストアシスタンスカードの利用を紹介しているものがあるからです。

このゲストアシスタンスカードは、今ではスタンバイ時間を順番待ち列に並ばずに他で時間を過ごし、スタンバイ時間経過後にアトラクションに戻ってくれば専用入り口から案内してもらえるというものですが、2002年の5月までは「待ち時間ゼロ」で利用できたようです。

現在、この「待ち時間ゼロ」制度がなくなっているのは、不正利用の問題により苦情が寄せられたことが原因とされていますが、いつの時代も国を越えても、こういった問題はあるんですね。

「混雑を避け、順番待ちをしないでアトラクションに乗りたい!」誰もがみんな思うことですが、障害者や歩行困難者のための制度を不正利用するのは人間的にどうかと思います。

不正利用によって困る人がいます。

不正利用によって、本来利用すべき人が利用できなくなったり、制度が厳しくなってしまうことがあると、少なからず残念に思う人がいることを忘れてはいけません。

私の娘は、広汎性発達障害という発達障害のため、順番待ち列に並ぶことができずゲストアシスタンスカードを利用させていただいています。

前回の来園では、ゲストアシスタンスカードを利用して乗ったアトラクションは一つでした。
それでもこの制度がなくなってしまったら、非常に残念に思う一人に入ります。

不正がないようにするための処置や対策は、なかなか難しいことだとは理解しています。
例えば、現在の自己申告制から障害者手帳や診断書類の提示を必要とするのは、現実的にはなかなか難しいことです。

私も発達障害の娘を持ってわかったんですが、発達障害の場合は外見的に障害があるとはわかりづらいことがあります。

さらに発達障害でも、その症状の重さなどによって療育手帳や愛の手帳という障害者と認定されるような手帳を発行できないお子様もいます。

また、子どもに障害があることを認めたくないために、手帳を発行できるのに申請していない親御さんもいます。それでも、我が子の喜ぶ姿を見たい一心でディズニーリゾートに訪れる方がいます。

ゲストアシスタンスカードを、我が子の喜ぶ姿を見るために利用させていただきたい。

guestj-aそんな思いを胸に来園される方々は、ひとつでも多くのアトラクションに乗ることが目的ではなく、ひとつでも多くの我が子の笑顔を見るためにゲストアシスタンスカードを利用しているのだと思います。(私達もそうです。)

障害を抱える方のご家族は、決して障害があるから特別扱いや優遇されることを望んでいるのではなく、現実から解放され、少しでも楽しさを感じてハンデがありながらも一生懸命に生きてほしいといった願いもこめられているのではないでしょうか?

障害を抱える方や不自由さのある方が身近にいなければ、なかなか同じような思いになることは難しいと思いますが、不正に利用することだけは避けてもらいたいです。

 

キャストにはバレています。

castもし、ゲストアシスタンスカードを不正に利用している者がいるならば、キャストには気付かれているでしょう。

ディズニーリゾートのキャストと言えば、徹底された教育を受けていることで有名です。
そんなキャストが、不正利用に気付かない可能性は低いでしょう。

 

WDWでの障害者制度を悪用した裏ツアーは、ニューヨークの富裕層の日常行動を調べていた女性社会人類学者が突き止めたようですが、きっと、WDWのキャストは気付いていたと私は思います。

ウォルト・ディズニーの名言

東京ディズニーリゾートの公式サイトに掲載されている、ウォルト・ディズニーの語った言葉にこんなものがあります。

ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける

wolt常に新しい夢とアイディアでパークを改良し続けているディズニーのテーマパークは、アトラクションやショーだけでなく、すべての人が楽しめるように不正もなくなるよう成長していくはずです。

障害者や歩行困難者などは、ディズニーリゾートに訪れる大勢のゲストのうちのわずか数パーセントの割合かもしれませんが、その数パーセントのためにバリアフリーに力をいれ、ゲストアシスタンスカードの制度を作り、アトラクションに乗れなくても楽しめるパーク作りを進めてきたディズニーリゾートは、一度来園してみるとよくわかります。

完璧というわけではありませんが、おそらく、どこの遊園地やテーマパークなどの施設とは比較にならないくらいの徹底されたパーク作りが行われているのがわかるはずです。

ディズニーリゾートだからこれくらいは当たり前とは思わず、今まで訪れた一般娯楽施設の中と比較したらどうかという視点で見ると、きっと気付くはずです。

年々成長していくディズニーリゾートを、バリアフリーという視点で見ていくのも面白いですね。