世界文化遺産登録で盛り上がっている富士山ですが、富士山麓のとある場所がディズニーランド候補地だったことを知っていますか?

fuji-1
30周年を迎え大変賑わっているディズニーランドですが、その過去にはディズニーランドの候補地をめぐる戦いが行われていました。

1960年、三井不動産・京成電鉄・朝日土地興業の3社の出資によって設立されたのがオリエンタルランドですが、ディズニーランドの候補地とする舞浜に対し、ある有力な企業が富士山麓のとある場所をディズニーランドの候補地として名乗りをあげていたのです。

舞浜 VS 富士山麓

どうやら相手は不動産業界の大手らしい・・・。
そして候補地の富士山麓のとある場所とはどこだったのか?

この2つの疑問は、富士山麓に近い場所に住む私にとってはかなり気がかりなことでした。

オリエンタルランドの代表取締役会長(兼)CEO(2013年5月現在)である加賀見 俊夫氏著の「海を超える想像力」の中でも、誘致合戦の相手企業のことが以下のように書かれていたことも気がかりとなったひとつの要因です。

日本国内にはライバルがいた。ある会社が富士の裾野にディズニーランドを誘致しようとしていたのである。背景には霊峰富士、目の前には駿河湾。これは強力なライバルが出てきたと思った。

ある会社とはどこか?富士山麓のとある場所とは?

ディズニーランドの候補地をめぐる戦い。オリエンタルランド側のライバルは、不動産業界大手の三菱地所でした。

不動産業界のことはよくわからないのですが、ネット検索で調べたところ、業界売上高の1位が三井不動産、そして2位が三菱地所であることから、加賀見氏が強力なライバルと言っていたのも納得できます。

では、三菱地所は富士山麓のどこを候補地としたのか?

もしも、富士山麓にディズニーランドができていれば、私達家族は今ごろ絶対に年パス所持者で週一インパしていただろうと妄想を膨らませてしまいます。

しかし、富士山麓と言っても範囲が広すぎる・・・。

その場所とは現在、富士スピードウェイがある静岡県駿東郡小山町だったらしいです。
2011/05/07 Fuji team challenge 富士チームチャレンジ2011
2011/05/07 Fuji team challenge 富士チームチャレンジ2011 / Zengame

あそこは、私の自宅からは一般道で1時間くらいのところでしょうか?

グーグルの航空図から見ても、富士山にものすごく近い場所です。

fujispeedway

ディズニーランド候補地を舞浜に決定したのは富士山のせい?

決定要素はいくつかあったようですが、その中のひとつに「富士山がマイナス」という意見があったようです。

普通なら、富士山+ディズニーランドの相乗効果によってプラスとなるのでは?
そう考えがちですが、そこはまったく逆だったんです。

ディズニーランドやディズニーシーは、パーク内からは現実世界が見えないように、また、パークの外からでもパーク内が見えないような工夫されています。

例えば、樹木を植えてあったりアトラクション施設によって視線を遮るような工夫です。

現実世界を見せずにディズニーの世界を楽しんでもらおうとする徹底ぶりは、例え日本一の山、富士山であってもマイナスになってしまうといったところでしょう。

ディズニーにあまり興味のないお父さん達には、富士山を眺めたり写真を撮ったりで楽しめそうですが、ディズニーランドに来て富士山の方へ目が向いてしまうことは、ディズニーサイドからすれば確かにいただけない話ですね。

ディズニーランドと富士山世界文化遺産登録

最近では、富士山が世界文化遺産登録確実といったことから、周辺道路が大変混み合っています。世界文化遺産に登録されたあとは、これから益々富士山周辺は混雑することでしょう。

ディズニーリゾートへ訪れる途中で静岡県を通過するようなことがあれば、その昔、ディズニーランドが舞浜にオープンする前に、富士山麓にディズニーランドという計画があったことを思い出してみてはいかがでしょうか?

ディズニーランド30周年という歴史の中には、まだまだ興味深いお話がたくさんあります。
アトラクションやショー・パレードを直感的に楽しむのもいいですが、その歴史を紐解いていくのもなかなか良いものです。